おかん進化論

アラ傘おかん亀寿子(77歳)が、免疫力アップとボケ防止のためにいろんなことにチャレンジするブログ。たまにアラフィフ娘・詩鶴が乱入します。

肝内胆管がんが見つかって手術するまでの話

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4年半ほど前のことです。
私は何の症状もなくて、たまたま受けたオプション血液検査で腫瘍マーカーCA19-9の数値が63.8ng/mlと少し高かっただけでした。
基準値(37.0ng/ml)より高めで要再受診。
紹介を受けたガン専門病院で1年半検査を続けましたが、CA19-9の数値は倍々ゲームの如く上がり続け、最終的には何と14,230まで上昇。
その上、CEAやDUPAN-2、肝機能の数値までもが一気に上がりました。
その間PET検査も受けていましたが、何も見つからず。
医師も何も言いませんでした。
ところが、二度目のPET検査で肝臓の真ん中辺りが薄らと光ったのです。
光った部位に長い針を刺して組織を取った段階で、施術を行った肝臓内科医から「僕は、肝内胆管がんだ思う」と言われました。
その後2〜3回の検査をした末、肝内胆管がんとの診断がくだり、手術をすることに。
検査を指示した医師が、ショックを受ける私の前で「見つかった!見つかった!」と小躍りする姿を今も忘れることができません。

私としては、がんと診断されたらセカンドオピニオンを受けると決めていたし、意見を聞くべき専門医もいました。
国内の名だたる病院や研究機関、東京都福祉保健局のサイトなどを読みあさっていましたから、そうすることが当然だと思っていたのです。
、担当医に相談したところ、このような回答が。

「何言ってるんですか! この病院はがんセンターと同格の病院なんですよ!」

もちろん、逆らえませんでした。

年の割にきれいな(^^)お腹を上から下までざっくり切って、肝臓の3分の1ほどと胆嚢、リンパ節などを切除したそうですが、取り除いた臓器は、私自身はおろか家族の誰一人として見せてもらうことはできませんでした。
ステージについても何のコメントもありません。
そんな状況でしたから、「見つかった」と小躍りした医師の言葉がにわかには信じられず。
大勢の医師が手術に立ち会ったのも、希少な症例だったから? といぶかってしまいます。

告知された患者の気持ちまで理解してくれる医師は、少ないかも知れません。
以後、3年ほど経ちましたが、手術や外来診療を担当してくださった医師は、ほぼ全員が転勤して病院からいなくなりました。
あるのはカルテだけ。
それで十分なのが寂しい。
(亀)

 

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